コラム

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“清掃”し、環境・品質と力(パワー)を産み出す 16/06/10

ごみやほこりに用はない

整理の項で、職場はステージだと申しましたが、職場は、「クリーンルーム」でもあります。ここでいうクリーンルームとは、ゴミやほこりがほとんどない、きれい(クリーン)な部屋という意味です。

汚れが悪いのは、説明するまでもありませんね。人にも製品にも設備にも、汚れは悪い影響を与えます。

清掃は、人のエネルギーを増幅する

よごれを取り除くのが、清掃です。清掃をしないと、「カキクケコ」が現れます(下記表 清掃しないと現れる「カキクケコ」参照)。

このカキクケコは、どれをとっても生産現場に大きな痛手を与えます。清掃は、このカキクケコを退治する役割を果たすのです。

また、清掃には、大変大きな効果があります。人のエネルギーを増大させる働きです。清掃すると、人は気持ちがよくなります。体を動かすので健康にもなります。汚れを取るプロセスで、こころに大きなエネルギーが蓄えられ、仕事に活力が漲るのです。そして、自分で清掃したところは、きれいに使うようになります。

清掃を効率よく行う、五つの準備

清掃は、汚れを取り除く作業ですが、効率よく行うためには、ただ漠然と清掃するのでなく、次の五つの準備をすることです。

清掃しないと現れる「カキクケコ」
現象 事例
環境悪化 工場からゴミや油が外部に漏れる
危険(事故) 通路の油や切り粉でころぶ
クレーム(品質不良) 異物(ごみ)が製品に混入する
健康障害(病気) ほこりや粉塵を吸い込む
故障(設備トラブル) オイル漏れがわからず設備が故障
  1. What(対象):どこの汚れを取り除くのかを明確にします。
  2. Why(目的):なぜ清掃するか、もし清掃しないとどうなるかを明確にします。
  3. Who(だれが):清掃するのは誰かを明確にします。
  4. When(時期):いつ清掃するかを明確にします。
  5. How(方法):どの用具で、どう清掃するかを明確にします。

清掃を効率よく行う、五つの準備

清掃で留意すべき点は、次の通りです。

(1)大掃除でなく、小掃除しましょう

大掃除ですと、ゴミの量は時間とともに増え続け、職場の環境がどんどん悪化します(図1)。小掃除なら、ゴミの量が常に少ないだけでなく、短時間で簡単にできるメリットもあります。

(2)楽しみ、工夫しましょう

清掃は、工夫によって、どんどんレベルが上がります。楽しんで、考えながら清掃することが大事なのです。

(3)清掃と同時に、点検をしましょう

清掃すると、設備や什器などの不具合が見つかります。清掃をしながら点検し、悪いところは、すぐに修理をするようにします。

清掃の間隔とゴミの量

5Sの目的の上位(上流)は“徹底的なムダ取り”

5Sは統べての基本です 仕事の基本は5Sです。

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