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M&Aを成功させるには 〜早めの決断が一番〜 17/05/17

金型製造業を営む、中小同族会社の創業者である社長(A/80歳)は後継者である常務取締役(B)に社長職を譲ったうえで引退することを考えていたが、Bの経営者としてのスキルが十分でないと常々感じていた。

加えて、業界特有の受注の山谷及び過大な設備投資返済による資金繰りの悪化もあり、事業承継の決断が出来ず現在に至っている。

当社は長期間赤字が続き、金融機関からの新規借入が困難となり、Aの個人資産を取り崩して運転資金に充当するなど、資金繰りが苦しい状況が続いている。

生産の海外移転が進み、今後の業界見通しも厳しく、Bへの事業承継も難しいと判断した。Aは自分が創業した会社を何とか残したいとする強い意志より、弊社にM&Aのご相談を頂いた。

弊社において、M&Aの可能性について業界動向・経営内容のチェックをしたところ、大幅な債務超過であり、加えて、加工設備の老朽化も激しく、M&Aを受託しても引継ぎ先の確保が難しいと判断した。

現在、出口が見いだせないまま今日となっている。

弊社としても、なぜもっと早く相談していただければと残念でならない。

M&Aを成功させるには、「まだ早いかな」という状態がベストなタイミングであり、何より「早めの決断一番」といえます。

共栄経営センターでは「後継者がいない事業承継の進め方」の個別相談並びに「経営者のためのM&Aセミナー」を定期的に開催しております。

次回のM&Aセミナーは平成29年5月18日(木)に広島にて開催いたします。

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