デジタルマーケティング用語について
   ~マーケティング指標活用のススメ~


とある企業の経営者とマーケティング担当者との会話です。

社長:「このコンバージョンレート(CVR)は、低すぎないか?」
マーケティング担当者:「過去の傾向から見て、この数字は妥当だと思います。」

社長:「そうかな?低すぎだと思うが・・・」
マーケティング担当者:「これ以上目標数字を上げると、営業に負担がかかると思います・・・。」

ここで、社長も私もハッと気づきます。 【コンバージョンのとらえ方が違う・・・】

社長のコンバージョンは、《資料請求数》のことを言っています。
一方、マーケティング担当者のコンバージョンは、《受注数》のことを言っています。

2人のコンバージョンの定義が違うので、議論がかみ合わなかったのです。
(*会話はとても簡潔にしていますが・・・)

このように、マーケティング指標は、とても効果的に使えると思いますが、定義をしっかりしていないと、あらぬ方向に行ってしまい、マネジメントの方向を間違ってしまう可能性もあります。
そこで、社内的なマーケティング用語の定義を統一することをおススメいたします。

マーケティング指標は、各企業の特性に応じて重要視するところが違うと思いますが、どんな業種・業態でも重要な指標は次のような指標です。

上記は1例ですが、特にCPRであればレスポンスの定義や、CVRであればコンバージョンの定義を
明確にしておくことが重要になります。

そうすることで、常に同じ定義でデータを取得することができ、その数値をもとに会議ができるので、課題が明確になり、
打つべき施策の検討に集中できると思います。

  ライター スガ